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日本史探究の授業

 10月3日(火)の1校時、2学年文系コースで日本史探究の授業が行われました。

人々が所有した土地が荘園でしたね。
違法な土地所有が広まって、公地という朝廷の土地が減ってしまいましたよね。だから、
朝廷の土地から朝廷に集まってきた租・庸・調、雑徭という税金が入ってこなくなったんだよね。
そのため、醍醐天皇が違法な土地所有を禁止したんです!でも、効果なし!でした。
醍醐天皇が違法な土地所有を禁止したのが「延喜の荘園整理令」かあ~
「醍醐」ときたら、「延喜」っと。
税金が入ってこなくなった朝廷はどうしたと思う?
税金を集める人に、全て任せたら~
あ、だから国司に、確実に税金を集めて朝廷に届けさせるために、
国の仕事を全面的に請け負わせるようになったのか~。
国の統治を請け負った国司を、「受領」という・・・
なんで、「受領」っていうのかな~、確か国司は「守」じゃなかったっけ?
受領は受領で、今度は税金を集めるために、
税金を取る土地を、有力農民に任せて税金を取ったんですね。
つまり、公地公民制では、税金は人にかけていました。
しかし、人は逃げてしまったりするので、人ににかけられなくなってきました。そこで、
逃げたりしない土地にかけるように変わったのですよ。このような税の種類を土地税といいます。
有力農民に任せた土地には、その農民の名を付けました。
その有力農民の名を木札に記して、その土地に掲示しました。
このような有力農民の名が付いている田を「名田」といいます。
その土地を任せた有力農民のことを「田堵」といいます。
なぜ田堵というかは、まだはっきりしないようですよ~。
名田から集めた税は、それまでの租・庸・調、雑徭という税金から変質しました。
そこで、別の名称でよばれました。
その名称が、「官物」「臨時雑徭」といいます。
ややこしいですね。

 この日は、10世紀、平安時代中期の、地方政治の展開を行っていました。
 皆、用語のややこしさに苦戦しながらも、真剣に取り組んでいましたよ。
 皆、頑張ってね。


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