日本史探究の授業 116 遠野高等学校 2023年10月10日 10:00 10月3日(火)の1校時、2学年文系コースで日本史探究の授業が行われました。人々が所有した土地が荘園でしたね。違法な土地所有が広まって、公地という朝廷の土地が減ってしまいましたよね。だから、朝廷の土地から朝廷に集まってきた租・庸・調、雑徭という税金が入ってこなくなったんだよね。そのため、醍醐天皇が違法な土地所有を禁止したんです!でも、効果なし!でした。醍醐天皇が違法な土地所有を禁止したのが「延喜の荘園整理令」かあ~「醍醐」ときたら、「延喜」っと。税金が入ってこなくなった朝廷はどうしたと思う?税金を集める人に、全て任せたら~あ、だから国司に、確実に税金を集めて朝廷に届けさせるために、国の仕事を全面的に請け負わせるようになったのか~。国の統治を請け負った国司を、「受領」という・・・なんで、「受領」っていうのかな~、確か国司は「守」じゃなかったっけ?受領は受領で、今度は税金を集めるために、税金を取る土地を、有力農民に任せて税金を取ったんですね。つまり、公地公民制では、税金は人にかけていました。しかし、人は逃げてしまったりするので、人ににかけられなくなってきました。そこで、逃げたりしない土地にかけるように変わったのですよ。このような税の種類を土地税といいます。有力農民に任せた土地には、その農民の名を付けました。その有力農民の名を木札に記して、その土地に掲示しました。このような有力農民の名が付いている田を「名田」といいます。その土地を任せた有力農民のことを「田堵」といいます。なぜ田堵というかは、まだはっきりしないようですよ~。名田から集めた税は、それまでの租・庸・調、雑徭という税金から変質しました。そこで、別の名称でよばれました。その名称が、「官物」と「臨時雑徭」といいます。ややこしいですね。 この日は、10世紀、平安時代中期の、地方政治の展開を行っていました。 皆、用語のややこしさに苦戦しながらも、真剣に取り組んでいましたよ。 皆、頑張ってね。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 日本史がすき 6,728件 #日記 #授業 #高校 #日本史 #東北 #岩手県 #日本史がすき #岩手 #遠野 #遠野市 #遠野高校 #遠高 #遠高生 #荘園 #日本史探究 #公地公民制 #土地制度 #荘園整理令 116 みんなにも読んでほしいですか? オススメする この記事をオススメ中 +4 11人がオススメしています オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます! 最後までご覧いただきありがとうございます。本校の公式ホームページを見る際は、下の画像をクリックしてくださいね。