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遠野の郷の、不思議地名

 遠野の郷には、不思議地名が幾つもあります。
 例えば、附馬牛(「つきもうし」と読みます)、西風(「ならい」と読みます)などがあります。
 その中に、迷岡(「まよおか」と読みます)という地名があります。

この道を進むと遠野の郷に出ます。
バスは、1日1本です(岩手県交通大船渡盛岡線)。

 遠野と花巻を結ぶ花巻街道が通る遠野市宮守町下鱒沢にある迷岡という地域で、位置的にはJR東日本釜石線宮守駅柏木平駅中間辺りにあります。

釜石線が通っています。

 バス路線も通っていて、国道283号線沿いに停留所もあります。
 花巻街道が通っていましたから、「遠野物語」を著した柳田國男が、明治42(1909)年に遠野を訪れた際に通ったと思われます。

《略》昨年八月の末自分は遠野郷に遊びたり。花巻より十余里の路上には町場三ヶ所あり。その他はただ青き山と原野なり。人煙の稀少なること北海道石狩の平野よりも甚だし。或いは新道なるが故に民居の来たり就ける者少なきか。《略》

「遠野物語」序文
この道を進むと、宮守を経て花巻に至ります。

 どうして「迷岡」というのかは、不明です。

道沿いには、古き良き農村風景も見られます。

「遠野物語」に出てくる「マヨヒガ」と何か関係があるのでしょうか。

 誰か旅人が迷ったのでしょうか?

 遠野の郷には、不思議がいっぱいです
 おでんせ、遠野へ


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