遠野の郷の、不思議地名
遠野の郷には、不思議地名が幾つもあります。
例えば、附馬牛(「つきもうし」と読みます)、西風(「ならい」と読みます)などがあります。
その中に、迷岡(「まよおか」と読みます)という地名があります。
遠野と花巻を結ぶ花巻街道が通る遠野市宮守町下鱒沢にある迷岡という地域で、位置的にはJR東日本釜石線の宮守駅と柏木平駅の中間辺りにあります。
バス路線も通っていて、国道283号線沿いに停留所もあります。
花巻街道が通っていましたから、「遠野物語」を著した柳田國男が、明治42(1909)年に遠野を訪れた際に通ったと思われます。
どうして「迷岡」というのかは、不明です。
「遠野物語」に出てくる「マヨヒガ」と何か関係があるのでしょうか。
誰か旅人が迷ったのでしょうか?
遠野の郷には、不思議がいっぱいです。
おでんせ、遠野へ。