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古典探究の授業

 8月26日(月)の2校時、2学年理系コースでは「古典探究」の授業を行っていました。

「ここでいう『神』とは、霊魂のことです」

 内容は漢文で、「捜神記」の「董永遇仙記」について学んでいました。

漢文です

 「捜神記」とは、中国の六朝時代である4世紀、東晋の干宝が著した志怪小説集です。志怪小説は、主に中国の六朝時代に書かれた奇怪な話のことで、後の小説の原型となったものです。

「董永って人は、中国山東省の千乗というところの人だって」

 董永とは、中国の漢の時代に発生した孝子伝説(親孝行の息子についてのお話)の主人公です。

「董永は、父の葬式費用が払えず、自分の身でその費用を賄ったんですね」

 「董永遇仙記」は、「早くに母を失った董永がひたすら父に孝養をつくした。その父が死んだ時、彼は埋葬費に窮して長者の奴隷となる。その孝心に感じた天は、織女星を下して妻とした。彼女は、織布の功で夫の身を償うと天界に帰ってゆく」というお話です。

 生徒達は、漢文に分け入りながら、中国古典世界の文化について学びました。

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