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【新遠野物語創造】令和4年度「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」発表会報告

皆さん、こんにちは。「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」の担当者から、2月22日に行われた、今年度の「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」発表会の様子について報告します。

ゼミA

ゼミA あなたが広報大使!~高校生目線で魅力ある広報活動を~

では、遠野地域の人たちや、若い世代の人たちをターゲットにした広報活動として、インスタグラムの立ち上げを計画したゼミAですが、こちらは上手くいかなかった模様。
 そこで生徒たちは遠野市内を実際に散策し、自分たちで写真映えするスポットを探すことにしました。そこで見つけた遠野の良いところ、ここはちょっとなところ…。来年の活動では、今年できなかったインスタグラム活動に期待したいですね。

ゼミB

ゼミB 遠高Watching制作では、今年一年の遠高Watching制作活動

に関する報告が行われました。撮影内容や役割分担の決定、ロング、ミドル、アップといったカメラワークから、原稿の作成、ナレーションの際の注意点など、生徒一人一人のスキルの高まりがよく解る発表でした。来年の遠高Watchingにも期待しましょう。

ゼミC

 遠野市内の様々なお店を紹介するオリジナルパンフレットを制作する活動を行っていた

ゼミC はじめてのデザイン~デザイン思考を学ぼう~

、発表会では遠野の有名店『伊藤家』のパンフレットづくりについての発表が行われました。
 取材やインタビューをもとに制作したパンフレットは、一般の方々の意見も取り入れたことでとても良いものになり、実際に伊藤家さんにも採用していただけることになりました。デザイン活動を通じて、人と人との関わりや、遠野の魅力を再発見することができました。

ゼミD

ゼミD みんなの「知りたい!学びたい!」の場をつくりだそう

では、生徒たちが企画した韓国語講座についての取り組みが発表されました。高校生でも気軽に楽しめるような生涯学習として、韓国語講座の企画を立ち上げた生徒たちは、講師依頼や集客のためのチラシ作りや宣伝、講座終了後のアンケート調査なども行いました。その結果、参加したすべての生徒たちが満足したという充実ぶりでした。

ゼミE①
ゼミE②

ゼミE Tono soccer laboratory~since 2018~

では、高校生がブラジル応援ウェアを着て遠野の観光名所を紹介する取り組みと、東京2020パラリンピックで、視覚障がい者5人制サッカーブラジル代表のホストタウンとなった遠野市のレガシーを残すという取り組みが発表されました。どちらの活動も、生徒たちはあと一歩という自己評価でしたが、サッカーを通じて地域の魅力をアピールする!という情熱が伝わってくる発表でした。

ゼミF

ゼミF 地域遺産のデジタルアーカイブによる観光情報の高度化

では、3Dスキャナーを使ってのデータ収集や、ドローンを操作しての校舎の周辺の撮影についての発表が行われました。その他にも、ホログラムを用いたVRやARなど未来の技術の一端にふれることができました。山口の水車小屋のデータ化といった、来年の活動にも期待しましょう。

ゼミG

ゼミG Sustainable Tono

の発表は、快適な学校生活を送るために、学校への「ジャージ登校」を認めてもらう取り組みについての発表でした。意外な結果となった1・2年生へのアンケート調査や、「高校生らしさ」について考えたことなど、「遠野高校の持続可能性」について考えを深めたゼミG。来年はここから更に発展した活動を行ってほしいですね。

ゼミH

ゼミH 遠野高校生×空き家~空き家を通して遠野を見る~

では、遠野の空き家活用について調べた班の発表が行われました。遠野市の空き家に関するデータの収集や、実際に空き家活用をされた方への取材、そしてそれを基にした空き家活用ポスターの作成など、今年一年の活動がよくまとめられていました。

ゼミI

ゼミI 1周年を迎えるこども本の森遠野

では、昨年に開館したこども本の森遠野の、高校生の来場を増やすため、各グループが今年一年取り組んだことが発表されました。宣伝ポスターやオリジナルグッズの作成、スタンプラリーといったイベントの開催など、ゼミ内グループの様々な取り組みが紹介され、有意義なゼミ活動だったことが伝わってきました。

ゼミJ①
ゼミJ②

ゼミJ 教育から地域課題へアプローチ

では、遠野地域の「数学力」を向上させるため、今年一年ゼミで取り組んだことの発表が行われました。初めに課題を設定するための裏付け調査に関する取り組みが紹介され、次に具体的な取り組みとして開催された「数学フェスティバル」に関する発表が行われました。数学フェスティバル実施後、参加した中学生に行ったアンケートでは、イベントの前後で中学生の数学への印象を大きく変えることに成功するなど、充実した取り組みであったことがヒシヒシと伝わってきました。
 ゼミJの取り組みについては、発表会に来賓として出席された方々から「ぜひ来年度も継続して欲しい」と大いに評価されました。来年度の教育ゼミの取り組みがどの様になるか、期待感が高まります。

ゼミK

ゼミK 遠野地域における食生活改善

では、遠野市内の食事における、塩分の取りすぎを防ぐための取り組みについての発表が行われました。ステージ発表では特に八杯汁についての取り組みが紹介され、出し汁と使う・使わない、野菜をたっぷり使うなど、異なる調理法を用いての味の感想や食べ応えについての研究が紹介され、遠野市や遠野市内の高齢者に対するメニューづくりについての見識が大いに深まる内容となっていました。

ゼミL

ゼミL 遠野イノベーション

では、遠野の名物料理であるジンギスカンの“タレ”についての研究が発表されました。遠野市内の名店である「ジンギスカンあんべ」さんへの取材や、2種類の異なるタイプのタレの試作、またそのタレも加熱した場合とそうでない場合との味の比較などなど、突き詰めれば突き詰めるほどに深まっていくタレの魅力がよく解る内容となっていました。発表会の出席者の方から、「来年度、『俺達のタレ』という名称で商品化」してはどうか?」という質問もあり、発表を見た人の興味・関心だけでなく、食欲を誘う発表となりました。

 今年度の「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」も、各協力団体様のご協力を得て無事に終えることができました。
 今年一年の活動を通して、生徒たちは自分の興味・関心が持てることについて熱心に探究に取り組み、またその中での企画の立案・準備・実行・反省を行うことで、他者との関りについても学ぶことができたと思います。
 生徒たちの更なる成長を促す「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」、来年も是非ご期待ください。


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