🌾遠野は芸能の郷(遠野まつり)
9月16日(土)。
16日は、「日本のふるさと遠野まつり」の一日目が開催されました。遠野まつりは16日と17日(日)の二日間の開催でした。
前日から、生徒たちはなんだかそわそわ、落ち着きませんでした。
なぜなら遠野まつりが始まるから…
高校生なんだから、きっとお祭りで遊ぶのを楽しみにしてるんだろうなと皆さんは思いますよね。残念でした、違います!
この日は、自分の地域の芸能活動に参加するのです。
そして、この日のために遠野高校を卒業し、故郷を離れた生徒でさえも、この日に合わせて帰省し、まつりに参加するのです。
なんて熱いんだ!遠野まつり。
🌾いよいよパレードが始まります!
11:30頃からパレードが始まりました。
なんと本日参加する団体60組!
あたりを見回すと、あれ?見たことある生徒がここに、そこに、あそこに…
芸能装束に身を包んでいると、制服を着ている普段の姿と全く違います。
🌾田植え踊り
🌾虎舞
暮坪虎舞(くれつぼとらまい)は遠野郷の代表的な虎舞で、地域の貴重な文化として継承されています。
虎舞といえば、釜石、大槌など沿岸部の郷土芸能というイメージがありますが、遠野にもあります。
🌾神楽
🌾さんさ踊り
🌾神輿 あちらこちらで高校生が担いでる!
各地域の神輿の担ぎ手には、あら。
生徒たちが助っ人で担いでいる姿がたくさん見られました。神輿の上に乗って餅まきをしていた女子生徒もいましたよ。
🌾しし踊り
しし踊りは、約400年以上前に伝わった遠野を象徴する芸能です。元のルーツは一つのようですが、地域によって踊り方は全く違うとのこと。
「それはまるで方言のようです。」と生徒は言っていました。
県南(花巻・奥州)にもしし踊りはありますが、遠野のように人とししが対になって踊る姿は目にしません。遠野のしし踊りは「人と自然の対立と調和」を表現しているとも言われています。
見ていると、神(しし)と人が戯れているようにも見えますね。
🌾パレードの最後は、ポスターでもおなじみの『南部ばやし』
南部ばやしは、別名「遠野ばやし」とも呼ばれ、藩政時代に遠野南部氏22代南部直栄が京の遊芸師に命じて、京の祇園ばやしを模して作らせたのが始まりとされています。紅色の着物がとても艶やかで素敵です。踊る姿はまるで舞妓のよう、ゆったりとした調べに合わせて踊ります。同じ南部ばやしでも地区によって烏帽子を被ったり、一人一人違う衣装で踊ったりとさまざまです。
パレードが終わったのはなんと15:00頃!
素晴らしいパレードに観客は拍手を送っていました。
遠野まつりに参加した遠高生は輝きを放っていました!