開校後間も無く勃発した、学校存続の危機(校舎焼失、学校移転の危機)
遠野高校の淵源は、明治34(1901)年5月1日に授業が開始された、男子校「岩手県立遠野中学校」という旧制中学校です。
実は、創立後6年になろうとする明治40(1907)年3月24日、理科室付近からの出火により開校当時の校舎がほぼ全焼する悲劇に見舞われました。
この校舎は「開校式で『贅沢過ぎる』と文部省の役人から言われた」と、遠野の人たちが自慢していたほど豪壮な建物でしたが、焼失しました。
当然、この焼失により校舎再建や、校舎が無い中での教育活動が問題になりましたが